8月8日ベトナム証券市場ニュース
08-08-2023

8月8日: VNインデックスは小幅高で引ける(VN-Index +0.07%)

  • 火曜日は高く始まり、小幅ながら続伸して引けた。
  • 投資家の慎重姿勢も高まっており、キャッシュフローが停滞すると下落に転じる場面も見られた。
  • 銀行株を中心とした大型株の下落が重しとなり、下落に拍車をかけた。
  • 後場に入っても引き続き下落基調となり、売り優勢となった。ただビングループ(VIC)が4.9%、ビンコムリテール(VRE)が4.7%上昇するなど、下落幅を相殺した。
  • 市場のセンチメントはまちまちで、242銘柄が上昇したのに対し、238銘柄が下落し、56銘柄は変わらずだった。
  • 流動性も減少したが、売買代金は23.2兆ドンと比較的高水準だった。

VN30指数は下落(VN30 -0.23%)

  • 大型株で構成するVN30指数は、9銘柄が上昇、19銘柄が下落、3銘柄は変わらずだった。
  • アジア商業銀行(ACB、-1.5%)、サイゴンハノイ銀行(SHB、-1.5%)、TP銀行(TPB、-1.6%)、VP銀行(VPB、-2.0%)など、銀行株が軟調だった。
  • 半面、マサン・グループ(MSN、+1.1%)、ペトロベトナム・パワー(POW、+2.9%、ベトジェット(VJC、+1.1%)、ペトロリメックス(PLX、+1.0%)などは堅調だった。

セクター、個別株の動き

  • 食肉加工のダバコ(DBC、+6.9%)、HNG(+1.6%)、BAF(+3.5%)などは、中国の大雨・洪水により供給が減少し、豚肉価格の上昇が見込まれることから買われた。
  • Fitchソリューションがベトナムの2023年の電気自動車の販売台数が18,000台(前年比+118%)に達するとの予測から、ビングループ(VIC)が4.9%上昇した。同社のレポートは、2023年から2032年の年間平均成長率が25.8%と予測している。
  • ホーチミン市場では、外国人投資家の売りが増加し2,365億ドンの売り越しとなった。ただビングループ(VIC)、マサン・グループ(MSN)、ベッティンバンク(CTG)、モバイルワールド(MWG)などは買い越された。

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