8月11日: VNインデックスは反発(VN-Index +0.95%)
- Black Spade社の臨時株主総会でビンファストとの合併が承認され、ビンファストが8月15日に米Nasdaqに上場する見通しであることから、ビングループ(VIC、+6.9%)がストッパ高で始まりVNインデックスも高く始まった。
- 半面、市場全体に利益確定の動きが広がり、VNインデックスは下落に転じた。
- しかし、後場には市場が割安水準とみた投資家により、力強い底値買いの圧力が台頭した。
- 大型株を中心とした買いは市場全体に波及し、VNインデックスはこの日の高値で引けた。
- 232銘柄が上昇、226銘柄が下落、67銘柄は変わらずと、全体では拮抗した。
- 流動性は増加し、売買代金は21.2兆ドンに達した。
VN-30指数も反発(VN30 +1.19%)
- 大型株で構成するVN30指数は18銘柄が上昇、9銘柄が下落、3銘柄が変わらずだった。
- べトコムバンク(VCB、+2.1%)、サコムバンク(STB、+4.3%)、マサングループ(MSN、+1.8%)などの上昇が目立ち、モバイルワールド(MWG、+2.5%)、ビンコムリテール(VRE、+2.3%)などは後場に反転した。
- 半面、ベトナム・ラバーグループ(GVR、-1.6%)、ペトロベトナム・パワー(POW、-1.6%)などはさえなかった。
セクター・個別株の動き
- ダット・フォン・グループ(DPG、+4.5%)は1.1兆ドン相当のインフラプロジェクトを落札したことで買われた。
- ホアセン・グループ(HSG、+5.6%)やナムキム鉄鋼(NKG、+2.6%)は、米商務省がベトナムの鋼管が反ダンピング課税を回避しないと結論付け、追加の関税の恐れがないことから急騰した。
- 外国人投資家はホーチミン市場で595億ドンを売り越した。ビンホームズ(VHM、+0.5%)、SSI証券(SSI、+0.2%)、HCM証券(HCM、-1.2%)、VNダイレクト証券(VND、-0.2%)などの売りが多かった。半面、ホアファットグループ(HPG、+1.3%)、サコムバンク(STB、+4.3%)などは大きく買い越された。
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8月11日ベトナム証券市場ニュース_JP