8月29日ベトナム証券市場ニュース
29-08-2023

8月29日: VN指数は続伸(VN-Index +0.23%)

  • 海外市場と同様、ベトナム市場もプラスで始まった。不動産株が小型株から大型株まで買われ、市場を下支えした。
  • しかし投資家の慎重姿勢は継続しており、利食い売り姿勢と相まって下落に転じる場面もあった。特に直近で上昇していたビングループ(VIC、-2.0%)、ビナミルク(VNM、-0.6%)、FPT(-0.4%)などの売りが目立った。
  • 後場に不動産セクターが不安定になると、変わって銀行セクターが買われ相場をけん引した。
  • 1,200ポイントの節目を挟んで売り買いが拮抗したが、結局上昇に転じて引けた。
  • 上昇が281銘柄、下落が203銘柄、変わらずが88銘柄と買い優勢となった。
  • 流動性も増加し、売買代金は前日から11.1%増の22兆ドンに達した。

VN30指数はまちまちVN30 +0.17%)

  • 大型株で構成されるVN30指数はまちまちで、13銘柄が上昇、14銘柄が下落、3銘柄は変わらずだった。
  • マサングループ(MSN、-0.9%)、ビングループ(VIC、-2.0%)、ビンコム・リテール(VRE、-1.7%)などが下落した半面、べトコムバンク(VCB、+1.6%)、VPバンク(VPB、+2.7%)、ベトナムラバー・グループ(VRG、+2.2%)、モバイルワールド(MWG、+2.3%)などは上昇した。

セクター・個別株の動き

 

  • 製糖のクアンガイ製糖(QNS、+2.9%)、タインタインコン(SBT、+2.2%)、ラムソン製糖(LSS、+3.9%)などは、パキスタンが砂糖の輸出を禁止したことから思惑で買われた。
  • ベカメックス(BCM、+2.7%)は、合弁会社がビントゥアン省で468ヘクタールの工業団地の開発が認可されたことで、2日連続で上昇した。
  • 外国人投資家はホーチミン市場で2,050億ドンを売り越した。SSI証券(SSI、+0.3%)、ベカメックス(BCM、+2.7%)、タインタインコン(STB、+0.3%)などへの売りが目立った。半面、キド・グループ(KDC、+0.2%)、ホアファット・グループ(HPG、+0.6%)などは買い越された。

 

_________________________________

ディスクレイマー

このニュースは、投資の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的として作成したものではありません。投資に関する決定はご自身の判断でなされますようにお願い申し上げます。このニュースは、信頼できると考えられるFiinProという情報源に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。このニュースは、Japan Securities Co.、 Ltd (JSI)から直接提供するという方法でのみ配布いたしております。このニュースのいかなる部分も一切の権利はJSIに帰属しており、電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製または転送等を行わないようにお願いいたします。

8月29日ベトナム証券市場ニュース_JP