10月31日ベトナム証券市場ニュース
31-10-2023

10月31日: VN指数は続落(VN-Index -1.36%)

  • 取引開始前、中国の10月PMIが悪化したとの報道があったものの、VN指数は寄り付きプラスで開始した。
  • その後すぐに指数は下落したが、前場の引けにかけては徐々に回復。しかし、午場には再び下落基調となり、引けにかけて下げ幅を拡大させていった。
  • 銀行、旅行・レジャーを除くすべてのセクターが下落。
  • 売り方による一方的な展開が続き、指数は一時前日比2%超の下落幅をみせたが、取引終了間近には売買代金を伴った大きな買い注文が入り最終的な下げ幅は縮小された。
  • 66銘柄が上昇、448銘柄が下落、52銘柄は変わらずと売りが優勢だった。
  • 外国投資家による取引量の増加で流動性は47.2%上昇し、売買代金は14.9兆ドンに拡大した。

VN30指数も軟調に推移VN30 -0.79%)

  • 大型株で構成されるVN30 指数は10銘柄が上昇、16銘柄が下落、4銘柄と跛行色となった。
  • 下落率の大きかった銘柄としてMWG(-6.91%)、SAB(-6.74%)、SSI(-6.36%)、GVR(-6.11%)が挙げられる。
  • 一方、SSB(+1.78%)やVIB(+1.70%)といった銀行銘柄を中心とした堅調な推移も確認された。

セクター・個別株の動き

  • MWG(-6.91%)はストップ安で終了。第3四半期決算が発表され、売上高30兆2880億ドン(前年同期比-5.4%)、純利益390億ドン(同-95.7%)との結果が多くの投資家たちに嫌気された。
  • SSB(+1.78%)は今年1~9月の累計での純利息収入が前年同期比48%増の16兆4390億ドン、税引前の純利益が同54%増の6兆8400億ドンとなり、好調な決算内容が好感され買いが集まった。
  • 外国人投資家は3070億ドンの買い越しとなり、6営業日ぶりの買い越しとなった。特にHPGが多く買われた一方で、VHMは引き続き大きく売られた。

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