11月27日: VN指数は弱い投資家心理で下落 (VN-Index -0.69%)
- ヴァン・ティン・ファット事件、タン・ホアン・ミン事件、タン・ヒエップ・ファット事件に関する最近の騒動を受け、投資家たちは慎重姿勢となっている模様。斯くして、今週のVN指数は低調な推移で始まった。
- 市場は大きく下落した。銀行や金融サービスなどの金融セクターが下落を主導した。その一方、不動産セクターはややプラスに転じたが、そのほとんどはビングループ銘柄に支えられていた。
- キャッシュフローは前営業日と比べ大幅に縮小し、下支えもなく相場は徐々に売り優勢に傾いていった。
- 後場には一時回復を試す展開が見られたものの、十分な勢力を集めることはできず、結果、相場はさらに下落幅を広げた。
- 相場は売り優勢となり、165銘柄が上昇、351銘柄が下落、85銘柄が変わらずとなった。
- 流動性は38.6%減少し、売買代金はわずか11.8兆ドンとなった。
VN30指数は低調 (VN-30 -0.82%)
- 大型株で構成されるVN30 指数は、上昇が5銘柄、下落が23銘柄、2銘柄が変わらずと、市場全体よりもマイナスだった。
- VHM(+1.79%)、VIC(+1.21%)、SAB(+2.06%)が相場を支えた。
- 一方で、SSI(-3.13%)、STB(-3.18%)、TCB(-2.06%)といった銘柄は大きく売られた。
セクター・個別株の動き
- YEG(+6.81%)は、同社が既存株主に対して1000:722の割合で新株を発行し、定款資本を増加させることを承認。これにより、ストップ高まで急騰した。
- MWG(-1.43%)は、業績不振で2023年第4四半期に200店舗の閉鎖を計画していることから下落基調を再開した。
- 外国人投資家による買い越し額と売り越し額は拮抗し、400億ドンの買い越しとなった。個別銘柄ではHPG(-0.38%)に買いが集まった。一方、SSI(-3.13%)は最も売られた。
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11月27日ベトナム証券市場ニュース_JP