12月15日: VN指数は薄商いのなか下落 (VN-Index -0.71%)
- VN指数は昨日からの下落に続き、軟調な値動きのまま取引を開始した。
- 米国での注目指標の発表や、中国の国家主席である習近平氏の来越といった大きなイベントを通過後、市場は材料難のなか流動性が低下し下落した。
- 取引時間中に何度か前日終値の水準まで回復する局面がみられたものの、最終的には強い売り圧力に買い方が押され、下落して取引を終了した。
- 幅広いセクターが売られ、特に、小売、通信、旅行・レジャーセクターが売られた。反対に、自動車・部品セクターは買われた。
- 162銘柄が上昇、338銘柄が下落、87銘柄は変わらずだった。
- 午前中は昨日より流動性が低かったが、午後はわずかに回復。結果、流動性は前日比8.2%増の15.9兆ドンとなった。
VN30指数は前日より下落幅が拡大 (VN-30 -0.64%)
- 大型株で構成されるVN30 指数は、上昇が5銘柄、下落が20銘柄、変わらずが5銘柄と、多くの銘柄が売られた。
- 銘柄別では、昨日に引き続きACB(+1.11%)が指数の上昇をけん引した。
- 一方、MSN(-3.08%)、BCM(-2.67%)、VCB(-2.61%)などの銘柄が相場の足を引っ張った。
セクター・個別株の動き
- BCM(-2.67%)は取締役会にて、最大1兆3000億ドンの私募債を発行する方針を承認した。目的は運転資金への充当としているが、財務リスクの悪化が投資家たちから懸念され売られた。
- NVL(+3.68%)は本日、3億米ドル分の転換社債の条件変更を発表。社債の満期は2026年で、年利は5.25%だ。これにより、同社に対する当面の資金繰り懸念が後退し、特に海外投資家から好感され株価は上昇した。
- 外国人投資家は1兆4570億ドンの売り越しと、売り越し額は昨日より拡大。これにより、13営業日連続の売り越しとなった。銘柄ではNVLとVNDに買いが集まった一方、HPGは最も売り越された。
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12月15日ベトナム証券市場ニュース_JP