12月20日: VN指数は辛うじて連騰 (VN-Index +0.41%)
- VN指数は前日の終値に対して僅からながらも上昇して取引を開始したものの、売り方がやや優勢となり前場は徐々に下落していった。
- 値動きの幅も小さく±0.2%程のレンジ内での推移となった。
- 後場になると市場は徐々に回復。流動性は依然として低調だったものの、大型銘柄が相場を引っ張り大引けはプラスとなった。
- セクター別では小売(+2.73%)が最も好調だったほか、幅広いセクターがプラスを記録した。その一方、メディア(-0.27%)と資本財・サービス(-0.29%)セクターは下落した。
- 昨日より値上がり銘柄数は増え、318銘柄が上昇、151銘柄が下落、121銘柄が変わらずとなった。
- 流動性は昨日よりはやや回復したものの依然として低く、前日比3.7%増の13.3兆ドンとなった。
VN30指数は小売セクターが好調 (VN-30 +0.47%)
- 大型株で構成されるVN30 指数は、上昇が19銘柄、下落が6銘柄、変わらずが5銘柄だった。
- 上昇が一際目立ったのはMWG (+4.31%)で、続いてMSN (+2.73%)も好調と、小売関連銘柄が指数の上昇を支えた。
- その一方で、TCB (-0.82%) や HDB (-0.79%)が相場の足を引っ張った。
セクター・個別株の動き
- HCM(+3.65%)は最近、増資計画を発表。既存株主に対して2:1の比率で発行提案する予定で、公募価格は1株当たり10,000ドン、想定される総動員資本額は2兆3000億ドン相当とのことだ。信用取引にかかる貸付資金などに用いられ収益が向上すると期待した投資家からの買いを集めた。
- HAG (+0.81%) は昨日ほぼストップ安の水準まで売られたが、本日はわずかに上昇した。取締役会会長であるドアン・グエン・ドゥク氏の娘が、同社株を100万株購入登録したことが報じられた。
- 外国人投資家の売り越しは4110 億ドンとなった。昨日大きく上昇したHPGが最も売り越された銘柄となった。一方、MWGが最も買い越された。
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12月20日ベトナム証券市場ニュース_JP