1月8日ベトナム証券市場ニュース
08-01-2024

1月8日: VN指数は銀行株が先導 (VN-Index +0.48%)

  • VN指数は銀行や建設関連銘柄が支えとなり、取引開始価格は前営業日の終値より高かった。
  • 先週末にベトナム大手銀行が2023年度の暫定業績を発表し、堅調な業績結果だけでなく、不良債権比率が健全な水準を維持されたことが判明。これを受け、市場心理は安定し、指数は1日を通じて堅調に推移した。
  • セクター別では銀行、通信が1%超の上昇を記録した。一方で、メディアが4%下落し相場の足を引っ張った。
  • 銘柄別では273銘柄が上昇、234銘柄が下落、79銘柄が変わらずとなった。
  • 流動性はわずかに増加(+17.8%)し、19.2兆ドンとなった。

VN30指数は続騰 (VN-30 +0.20%)

  • 大型株で構成されるVN30 指数は、16銘柄が上昇、13銘柄が下落、1銘柄が変わらずとなった。
  • 最も上昇したのはBID(+4.27%)であり、続いてTCB(+2.71%)、CTG(+1.90%)とった具合に、銀行株が好調だった。
  • 一方、MSN(-1.91%)やMWG(-1.48%)などの小売銘柄が低調だった。

セクター・個別株の動き

  • BID(+4.27%)は先週末、2023年の税引前利益が27兆4000億ドン超となることが報道された。また、同行の不良債権比率は1.1%と、依然として健全な水準だったことから、投資家の注目を集めた。
  • VCB(+0.70%)も同じく、2023年の暫定業績を発表した。税引き前の連結利益は41兆2000億ドンに達すると推計されており、新記録となる見通し。また、不良債権比率も前四半期の1.21%から低下し、0.97%となる見通し。
  • 外国人投資家は2590億ドンの売り越しとなった。売り越し銘柄は引き続きFUEVFVNDに集中した。一方、VCB(+0.70%)が最も買い越された。

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