3月18日: 一時、大幅なドローダウンを記録 (VN-Index -1.60%)
- VN指数は慎重な投資家心理のもと、今週の取引を開始した。
- ベトナム議会が人事に関する会合を木曜日に開催予定だと報じられ、政治面での不透明感の強まりから株式市場は下落した。
- その他、指数が2022年8月末につけた高値をトライしていたことや、明日から開催されるFOMCを前に、投資家たちはポジション調整の動きを強めた。
- 後場に入るとVIC(+3.83%)によるVRE(+6.99%)資本の売却が報じられ、資金流動性の改善を好感した投資家より買いが集まった。これにより相場全体の売り方一辺倒の動きは弱まり、大引けにかけて下げ幅は徐々に縮小していった。
- 103銘柄が上昇、407銘柄が下落、49銘柄が変わらずとなった。
- 流動性は過去最大となり、前日比57%増の43.1兆ドンとなった。
VN30指数はビン銘柄が下支え (VN-30 -1.65%)
- 大型株で構成されるVN30 指数は、2銘柄が上昇、28銘柄が下落した。
- 好調に推移していたGVR(-5.92%)に加え、CTG(-4.17%)は一時ストップ安を記録した他、幅広い銘柄が売られた。
- 一方、VRE(+6.99%)とVIC(+3.83%)は唯一上昇した。
セクター・個別株の動き
- VRE(+6.99%)の親会社であるビングループは昨日、資本の41.5%を売却する契約に署名したことが本日分かった。売却は2024年3月から同年第3四半期まで実施され、これによりVREはビングループの子会社ではなくなる見通し。
- VIC(+3.83%)会長であるブオン氏は、EV自動車の充電ステーション会社設立を発表した。今後2年間で10兆ドルが投じられる予定で、ビンファストの世界展開をサポートすることを見込む。
- 外国人投資家は本日、9540億ドンの売り越し。VRE(+6.99%)、DIG(+6.84%)、FRT(+1.97%)が最も買い越された。一方、FUEVFVND(-3.49%)が最も売り越された。
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03月18日ベトナム証券市場ニュース_JP