5月16日： VN指数は米CPI結果を好感し上昇 (VN-Index　+1.15%）

• VN指数は昨日からの上昇姿勢を更に強め、上昇して取引を開始させた。昨晩発表された米CPI結果が市場予想を下回り、利下げ期待の高まりから投資家心理は改善した。
• 主に、銀行セクターが相場をけん引し、その他のセクターにも買いが広がった。
• 一方、後場にはそれまで上昇していた銘柄に調整圧力がかかり、市場の重荷となった。
• その中でも銀行セクターは高値圏で推移し、市場の上昇を支え続けた。
• 300銘柄が上昇、129銘柄が下落、80銘柄が変わらずと、買いが優勢だった。
• 流動性は前日比2.7％増の22.7兆ドンと、昨日とほぼ変わらずだった。

VN30指数は銀行株がけん引 (VN-30 +1.42 ％)

• 大型株で構成されるVN30 指数は、24銘柄が上昇し、4銘柄が下落、2銘柄が変わらず。大幅な上昇となった。
• TCB（+3.74％）、HDB（+2.98％）、CTG（+2.63％）、TPB（+2.23％）、SHB（+2.16％）といった銀行株が、指数の上昇に貢献した。
• 対して、MWG（-1.48％）は唯一下落した銘柄となった。

セクター・個別株の動き

• ベトナム国家銀行（中央銀行、SBV）は、債務再編に関する通達の期限を更に半年間延長することを提案。これにより、LPB（+6.80％）やOCB（+4.69%）、TCB（+3.74％）といった銀行株が投資家から買われた。
• HAH（+0.12％）は、新たに約7000億ドンの造船投資計画を発表した。
• 外国人投資家は58億ドンの買い越し。MWG（-1.48%）やNLG（+3.37％）が大きく買い越された。一方、VHM（0.00％）が最も売り越された。

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05月16日ベトナム証券市場ニュース_JP