7月4日:VN指数は続伸(VN指数 +0.58%)
- 買い手と売り手が拮抗し、VN指数は前日終値付近で揉みあう展開で始まった。
- その後、調整は終わったとの見方が優勢となり、徐々に上昇基調に転じた。資金流入が加速し、指数は上昇したが、上昇幅は緩やかだった
- 金融サービスセクターが指数を大きく押し上げた。SSI証券(SSI)が3.1%高、ベトキャピタル証券(VCI)は7%高、VNダイレクト証券(VND)は4%高、ホーチミン市証券(HCM)は5.7%高となった。
- 売り方は優勢にならず、引けにかけても売りは強まらなかった。
- 283銘柄が上昇し、120銘柄が下落、82銘柄は変わらずで幅広い銘柄に買いが入った。
- 流動性は前日比で改善したが、14.6兆ドンにとどまった。
VN30指数は、午前中は下落も午後に入り反発(VN30指数 +0.41%)
- 時価総額・流動性の大きい30銘柄で構成するVN30指数は、19銘柄が上昇、6銘柄が下落、5銘柄は変わらずだった。
- VCB(+0.0%)は上昇して始まったが、最終的には変わらずで引けた。大きく上昇したのは、PLX (+5.8%) 、NVL(+2.1%)、PDR (+1.8%) などだった。
- 1%以上の下落となったのは、BIDV(BID、1.1%安)のみだった。
セクター・個別株の動き
- ロシア・サウジの減産報道から、石油ガスセクターが大きく上昇した。PVB(+5.2%)、PVC(+3.8%)、PVD(+4.0%)、PVS(+4.2%)といったティッカーが上昇した。
- ベトナム航空(HVN)が2.1%高、米国、ヨーロッパ、オーストラリアといった国際線の回復のお陰で2023年上半期の売上が45.2兆ドン(+48.9% 前年同期比)となったとの報告を受けてのことだった。
- 外国人投資家は4,510億ドンの売り越しに転じた。VHM(+1.1%)、STB(+0.5%)に売りが集まった。
7月4日ベトナム証券市場ニュース