11月29日： VN指数は続伸 (VN-Index +0.67%）

• VN指数は昨日の引けにかけた上昇を引き継ぎ、上昇して取引を開始した。昨晩、FRB高官より利下げに関する言及があったことも支援材料となった。
• 前場はATOセッション後、ほぼ横ばいの推移が続いた。
• 後場に入ると、一時売り圧力が強まった局面も見られたが、相場は徐々に上昇し最終的には前日の終値を上回る価格で終了した。
• セクター別では石油・ガスセクターが４％超の上昇幅を見せ相場を牽引し、その他の多くのセクターが上昇した。その一方で、資本財・サービス、自動車・部品セクターは売られた。
• 相場は買い優勢となり、383銘柄が上昇、122銘柄が下落、97銘柄が変わらずとなった。
• 流動性に関しては、午前中は前日を上回る推移だったが、後場は低減。結果10.3％減少し、売買代金は12兆ドンに低下した。

VN30指数は堅調に推移 (VN-30 +0.43%)

• 大型株で構成されるVN30 指数は、上昇が19銘柄、下落が6銘柄、5銘柄が変わらずと値上がりした銘柄が優勢だった。
• 特に、PLX（+6.23％）の上昇幅が大きかった。その他にも、MSN（+2.61％）やMWG（+2.11％）、SAB（+2.00％）の上昇が目立った。
• 一方で、昨日好調だったSTB（-1.24％）は最も下落した銘柄となった。

セクター・個別株の動き

• PLX（+6.23％）をはじめとした石油・ガスセクター銘柄は、米国の石油在庫量の減少や、カザフスタンの原油生産量の減少による原油価格高騰の影響を受け、好調な推移を記録した。
• MSN（+2.61％）や、MWG（+2.11％）などの小売セクター銘柄は、本日の国会にて付加価値税率（VAT）の２％引き下げ延長が可決され、このことが投資家たちに好感され上昇した。
• 外国人投資家は1020億ドンの売り越しと、4営業日ぶりの売り越しとなった。VCIが大きく買い越されていた一方、MWGとFUESSVFLの売り越しが目立った。

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11月29日ベトナム証券市場ニュース_JP