1月12日ベトナム証券市場ニュース
12-01-2024

1月12日: VN指数は買い支えきれずに下落 (VN-Index -0.65%)

  • VN指数は下落して取引を開始した。昨晩、米国CPIが公表され、予想値を上回ったインフレ結果は米金融引締めの長期化を意識させた。これを受け、本日のベトナム市場はリスクオンの展開となった。
  • 朝方、取引開始とともに多くの売り注文が見られ、対して買い手はあまり現れずに指数は下落した。
  • ただ、1,147pt付近では強い買い注文が見られ、一方的な下落に歯止めがかかった。結果としては前日比下落で終了したものの、大幅下落は免れた。
  • 銀行セクターを除き、すべてのセクターが下落した。
  • 銘柄別では132銘柄が上昇、380銘柄が下落、60銘柄が変わらずとなった。
  • 流動性は増加し、22.7兆ドン(前日比+31.3%)となった。

VN30指数はわずかながらも上昇 (VN-30 +0.01%)

  • 大型株で構成されるVN30 指数は、8銘柄が上昇、21銘柄が下落、1銘柄が横ばいとなった。
  • 上昇銘柄にはMBB(+3.39%)、ACB(+2.18%)、SHB(+1.65%)、CTG(+1.61%)といった銀行株が並んだ。
  • 一方、GVR(-3.77%)は特に下落した。

セクター・個別株の動き

  • MBB(+3.99%)は本日、2023年度決算結果を発表した。連結税引き前利益が26兆2000億ドン(前年比+15%)となり、年間計画を100%達成したことが報道され、投資家たちに好感された。
  • LPB(+0.30%)は2023年度の暫定業績を発表。利益は前年比で24%増加し、7兆超となり、事業計画の117%を達成。また、23年第4四半期には不良債権を大幅に処理し、不良債権比率は前四半期の1.45%から1.26%に低下した。
  • 外国人投資家は126億ドンの買い越しとなった。買い越しの上位銘柄は、STB(+1.36%)やVCB(-0.67%)、VPB(-2.15%)といずれも銀行株であった。売り越しはVNM(-1.03%)とBCM(-0.83%)が目立った。

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