10月23日ベトナム証券市場ニュース
23-10-2023

10月23日: VN指数は再び下落(VN-Index -1.86%)

  • VN指数は前場、一時的な上昇の動きを見せたものの、基本的には取引開始直後から前場引けにかけ下げ幅を徐々に拡大させた。後場には売り一辺倒の圧力は幾分緩和されたが買いもそこまで強くはならず、前場の引けと同水準でのもみ合い相場が形成された。その間、キャッシュフローは前日より拡大した。
  • 市場心理は依然として弱く、前場に下落したのち、後場も軟調に推移した。
  • 外国人投資家による売り圧力も強く、午前中には出来高、売買代金ともに売り優勢となった。しかし、午後の終盤には外国人投資家による大きな買いがみられ、売買代金は買いがわずかに優勢となった。
  • 特に下落の大きかったセクターは、小売、化学、食品セクターに集中した。
  • 91銘柄が上昇、 398銘柄が下落、 変わらずは 64 銘柄だった。
  • 売りに対して買いが伴わず、流動性は昨日より14.4%低い12.1兆ドンとなった。

VN30指数も反落VN30 -1.50%)

  • 大型株で構成するVN30 指数は27銘柄が下落、上昇銘柄は2銘柄と、前営業日とは一転し、売り一色となった。
  • 主にMSN(-4.35%)、MWG(-3.80%)、GVR(-3.66%)などの下落が目立った。

セクター・個別株の動き

  • VIC(+0.12%)、VHM(0.00%)は、グループ会社ビンファストにおける外資系ファンドとのアドバイザー契約が報道された。最大24兆ドンの補助金を受け取ることから資金繰りに対する懸念が後退し、堅調な推移となった。
  • SSB(+1.43%)はファイナンス子会社であるPTE社のイオンフィナンシャルサービスへの譲渡を発表。譲渡価格は4兆3,000億ドンで、財務面での健全化が好感され上昇した。
  • 外国人投資家は780億ドンの買い越しとなり、市場下落を下支えした。VN30指数でも下落の目立ったMWG(-3.80%)は、最も売られた銘柄だった。一方、VHM(+0.00%)は大きく買われた。

 

 

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