11月15日: VN指数は好調に推移(VN-Index +1.15%)
- 昨晩発表された米CPI伸び率の鈍化を受け、FRBによる金利引き上げ懸念が後退。アジア各国市場はリスクオンとなり、VN指数は上昇して取引を開始した。
- 前場のATOセッション直後は利益確定を伴う売りにわずかに押されたものの、買い方はすぐに勢いを取り戻して午前中の取引は終了した。
- 後場も堅調な推移となった。本日の高値圏でのほぼ横ばいの動きのまま、前日終値比プラスで取引を終了した。
- MSCIフロンティアマーケット指数への、ベトナム株の追加組入も支援材料となった。
- セクター別では食品飲料セクターにもっとも買いが集まり、多くのセクターが上昇した。一方、情報技術とメディアセクターは下落した。
- 414銘柄が上昇、122銘柄が下落、87銘柄は変わらずと幅広い銘柄が買われた。
- 流動性は15.4%の大幅な上昇となり、売買代金は19.6兆ドンとなった。
VN30指数も続伸(VN30 +1.13%)
- 大型株で構成されるVN30 指数は26銘柄が上昇、2銘柄が下落、2銘柄が横ばいだった。
- 特にMSN(+5.11%)の上昇が目立ち、同指数のけん引役となった。
- 一方、POW(-0.84%)とFPT(-0.22%)は下落した。
セクター・個別株の動き
- ベトナム時間の今朝、MSCIはMSCIフロンティアマーケット指数の構成銘柄として、ベトナム株14銘柄が追加されたことを公表。そのうちの一つであるEVF(+6.81%)はストップ高を記録した。
- MSN(+5.11%)は2023年1~9月の純収益で57兆4700億ドン(前年同期比+3.5%)を記録。また、統計局によると、今年1~10月の小売及び消費財サービスの売上総額が5105兆4000億ドン(同+9.4%)に達すると推定され、マクロによる追い風も期待され、投資家の注目を集めた。
- 外国人投資家は7営業日ぶりの買い越しとなり、2,413億ドンが買い越された。SSIが昨日に引き続き買われ、対してVHMやSTBは売られた。
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11月15日ベトナム証券市場ニュース_JP