11月13日ベトナム証券市場ニュース

11月13日： VN指数は乱高下した後、下落（VN-Index -0.15％）

VN指数は先週末の好調な米国株上昇の流れを受け、上昇して取引を開始した。
前場は一時的にマイナスに転じる場面が見られたものの、基準線での攻防を何度か繰り返した後、かろうじてプラスで引けた。
後場は売り方による圧力が優勢となる展開が続いた。大引け30分前からは強い買戻しの動きが見られたが、基準線にはわずかに届かず、最終的には前日比で下落となった。
HPGが指数上昇のけん引役となったが、反対にVCBやVHMは足を引っ張った。
建設・資材や、小売セクターは1％を超える上昇となり相場を支えた一方、旅行・レジャー、不動産、情報通信セクターなどは下落した。
188銘柄が上昇、321銘柄が下落、95銘柄は変わらずと、統一された方向感には乏しい値動きとなった。
流動性は大幅に低下（-22.8％）し、売買代金は16.0兆ドンとなった。

VN30指数は相場の足を引っ張った（VN30 -0.21％）

大型株で構成されるVN30 指数は11銘柄が上昇、17銘柄が下落、2銘柄が横ばいだった。

HPG（+2.64％）やSSI（+2.11％）が中心となって同指数を支えた。
一方、SSB（-3.36％）やVHM（-2.25％）の下落が目立った。

セクター・個別株の動き

政府は11日、鉱物採掘権と鉱物のオークション管理・実施強化に関する通知（1087/CD-TTg）を発行。一般的な建設資材として使用される鉱物が法律に従い管理されることによる取引透明性の向上が期待され、関連銘柄であるHPG（+2.64％）は堅調に推移した。
NKG（+4.88％）は、非常に厳格な製品基準が求められるオーストラリアとヨーロッパ市場に向けて、マグネシウム合金メッキ鋼板の輸出を成功させたことが報じられた。このことが投資家たちに好感され上昇。
外国人投資家は5営業日連続の売り越しとなり、3,671億ドンが売り越された。SSIに買いが集中していた一方で、FUESSVFLやVCBは多く売られた。

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