11月8日ベトナム証券市場ニュース

11月8日： VN指数は大幅に上昇（VN-Index +3.07％）

VN指数は前日の軟調な値動きを引きずり、下落して取引を開始。流動性も低く、値幅が±0.5％未満のほぼ横ばいの推移のまま午前中の取引を終えた。
しかし、午後に流れは一変。13時半分頃、本日の下値を更新し更なる下落リスクに市場が身構えようとしたところ、株式市場は200日移動平均線まで急反発。
本日の午前中には第15期国会第6回会議が開催され、公共投資資本への支出をさらに促進することで、民間投資やFDI（海外直接投資）の機会を高めることが発表された。
同指数は今月初め、9月の高値と比較し20％（弱気相場入りの目安として意識されやすい水準）目前まで調整していた。ただ、その後持ち直していたことも、買い方に弾みをつけた。
全てのセクターが上昇。特に、金融サービス、化学、旅行・レジャーセクターなどが大きく買われ、相場上昇のけん引役となった。
495銘柄が上昇、65銘柄が下落、45銘柄は変わらずと、多くの銘柄が買われた。
流動性は買い注文が増えたことから、売買代金は前日比47.6%増の18.5兆ドンに回復した。

VN30指数も値動き改善（VN30 +3.41％）

大型株で構成されるVN30 指数は変わらずだった1銘柄を除き、29銘柄すべてが上昇した。

特に上昇幅の大きかった銘柄、SSI（+6.88％）とGVR（+6.78％）の２銘柄はストップ高を記録。
一方、SAB（+0.00％）は唯一、横ばいで推移した銘柄だった。

セクター・個別株の動き

本日の国会で発表された公共投資の事例として、3,000キロメートルの高速道路の建設などがあがった。これをうけ、CII（+6.83％）といったインフラ関連銘柄が上昇。
株式市場が回復し、市場心理が改善しつつあることを好感し、SSI（+1.74％）、SHS（+9.43％）、VIX（+6.96％）といった証券会社銘柄が上昇。
外国人投資家は2,535億ドンの売り越し。個別銘柄ではHDBとHSGなどが買われ、一方でMWGが最も売り越されていた。

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