12月04日: VN指数は好調に推移 (VN-Index +1.66%)
- VN指数は上昇して取引を開始した。先週末に開催された米FRBパウエル議長による講演内での発言を受け、利上げ停止観測の一層の強まりが投資家たちをリスクオンにさせた。
- 前場のATOセッション終了後の約1時間はやや売られたものの、その後は上昇幅を拡大させ、前引けはプラス(+1.13%)を記録した。
- 午後に入ってもマーケットの上昇トレンドは継続。一時は前営業日の終値比2%上昇に迫る勢いで買われるなど、一日を総じて好調な推移となった。
- セクター別ではメディアを除くすべてのセクターが上昇した。特にSSI(+5.00%)やVIX(+6.59%)を中心に証券会社株が大きく上昇したことを受け、金融サービスは最も上昇したセクターとなった。
- 487銘柄が上昇と全体の8割近くの銘柄が上昇を記録。残る59銘柄が下落、56銘柄は変わらずとなった。
- 前場から売買取引が活発だったことから、流動性は大幅に増加。売買代金は24.2兆ドン(+98.3%)となった。
VN30指数はほぼ全面高 (VN-30 +1.54%)
- 大型株で構成されるVN30 指数は、上昇が29銘柄、下落が1銘柄となった。
- 最も上昇した銘柄はSSI(+5.00%)だった。
- 一方、SAB(-0.46%)は唯一の下落銘柄となった。
セクター・個別株の動き
- GEX(+6.88%)は、同社グループメンバーである電線・ケーブルメーカーのCADIVIが、今般フィリピンで開催された展示会へ参加したことが報じられた。同社製品はベトナム国内市場はもとい、東南アジア地域でも競争力があることが確認され、投資家たちの期待を集めた。
- BCG(+6.99%)はストップ高を記録。同じグループ企業であるBCR株の4億6,000万株が12月8日にUPCoM市場へ上場することが報じられ上昇した。
- 外国人投資家は5814億ドンの売り越しとなった。銘柄別ではNKGが最も買われた一方で、VHMやVNDが大きく売られていた。
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12月04日ベトナム証券市場ニュース_JP