4月11日: VN指数は寄付き時の下落から回復 (VN-Index -0.03%)
- 3月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回り、VN指数は銀行株を中心に大きく下落して取引を開始した。
- その後、HPG(+0.84%)とFPT(+0.97%)の年次総会にて好感的な情報が発せられ、市場は持ち直し。投資家心理は安定し、指数は上昇に転じた。
- 午場は、銀行株への売り圧力が弱まり、小売セクターの上昇も相まって、市場は上昇基調を維持した。
- ただ、終値は上昇には転じず、最終的には前日に比べ横ばいでの大引けとなった。
- 150銘柄が上昇、308銘柄が下落、84銘柄が変わらずと、下落銘柄が多くを占めた。
- 流動性は1.8%減の16.5兆ドンと、前日に比べてやや減少した。
VN30指数は市場全体と同様の動き (VN-30 -0.08%)
- 大型株で構成されるVN30 指数は、11銘柄が上昇し、16銘柄が下落、3銘柄が変わらずとなった。
- 主な下落銘柄は、BCM (-1.63%)、TCB (-1.20%)、VRE (-1.44%)などで、比較的穏やかなものであった。
- 特にBID (+1.92%)は顕著な回復を見せた。
セクター・個別株の動き
- 石油・ガス関連銘柄のPVB (+2.86%)、PVC (+3.80%)、PVS (+2.89%)は、イランとイスラエル間の紛争が他のイスラム諸国に拡大する懸念から原油価格が上昇を続け、その恩恵を受けた。
- DIG(+2.17%)は、売上高2兆3,000億VND(前年比+72%)、税引前利益1兆100億VND(同+508.9%)と、2024年に向けて楽観的な計画を打ち出したことで急伸した。
- 外国人投資家の売買に方向感は見られず、本日の買い越し額は480億ドンにとどまった。VPD(+0.72%)は最も買い越された銘柄で、VHM(-0.11%)は最も売り越された銘柄であった。
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04月11日ベトナム証券市場ニュース_JP