4月19日: VN指数は投資家心理の悪化で続落 (VN-Index -1.52%)
- 中東情勢の緊迫化を背景とした世界的な投資家心理の悪化はベトナム株式市場にも波及し、VN指数は大きく値下がりして取引を開始させた。
- 対米ドル為替レートの記録的なドン安への対処として、べトナム国家銀行(中央銀行)は本日、「為替介入の用意がある」と発言。ドン金利の上昇を嫌気した投資家による売り圧力も、相場全体の重しとなった。
- ただ、後場には上昇を試みる場面も見られたことから、相場全体が悲観一色というわけではないと思われる。
- すべてのセクターが下落。なかでも、建設・資材、金融、不動産セクターといった景気敏感セクターは3%超の下落を記録した。
- 90銘柄が上昇、405銘柄が下落、54銘柄が変わらずとなった。
- 流動性は24%増の23.7兆ドンだった。
VN30指数も続落 (VN-30 -1.38%)
- 大型株で構成されるVN30 指数は、2銘柄が上昇、25銘柄が下落、3銘柄が変わらずとなった。
- 上昇したのはBID(+0.52%)、SHB(+0.45%)のみだった。
- とりわけ下落率が大きかったのは、VIC(-5.33%)やBCM(-4.97%)だった。
セクター・個別株の動き
- ベトナム国家銀行(中央銀行)による為替介入示唆は、ドン金利上昇を警戒させ、BSI(-6.92%)やCTS(-6.94%)、AGR(-6.87%)といった銀行系証券会社株のストップ安を招いた。
- SSI(-3.49%)は第1四半期決算結果を発表。連結売上高は2兆220億ドン(前年同期比+36%)、税引前利益は9450億ドン(同+53%)に達した。
- 外国人投資家は6800億ドンの買い越しに転じた。VNM(0.00%)、DIG(-4.86%)、VND(-2.33%)、HPG(-0.71%)などが買い越された。一方、売り越し銘柄で目立ったのはMWG(-2.43%)だった。
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04月19日ベトナム証券市場ニュース_JP