5月20日： VN指数は小幅高(VN-Index +0.35%）

• 本日のVN指数は、ベトナム国家資本投資経営総公社（SCIC）が株式の売却を検討している銘柄リストを公表し、それが好感されたことで上昇して始まった。
• 銀行、不動産、金融セクターがそれぞれ小幅に上昇したことで指数全体を押し上げたが、外国人投資家はほとんどのセクターを売り越し、特に不動産セクターの売り越し額は1800億ドンとなった。
• 午後に入ると売り圧力が徐々に強まったが、指数を下落に転じさせるほどの強さではなかった。
• 各セクターは午前と変わらない動きを見せた一方で、保険セクターは大きく上昇し、マーケット全体に寄与した。
• 264銘柄が上昇、174銘柄が下落、69銘柄が変わらずとなった。
• 流動性は前営業日比+20.4％の27.7兆ドンと大きく上昇した。

VN30指数もわずかに上昇 (VN-30 +0.18 ％)

• 大型株で構成されるVN30 指数は、18銘柄が上昇し、10銘柄が下落、2銘柄が変わらずとなった。
• BCM (+6.97%)、BVH (+3.67%)、HDB (+2.26%)  が上昇の大きかった3銘柄であった。
• 一方でVJC (-2.39%)、SHB (-1.25%)、FPT (-1.12%)が重しとなった。

セクター・個別株の動き

• VND (-0.91%)は新たに一株当たり10000ドンで公募をすることを明かした。計2.43億ドンを予定している。同社はさらに未分配利益を原資に6080万ドン相当の株式を発行し、既存株主に配当を実施すると発表した。
• ベトナム国家資本投資経営総公社（SCIC）の売却予定銘柄としてFPT (-1.12%)が対象であることが発覚した。SCICは現在発行済み株式の5.8％にあたる6350億ドン相当の同社株を保有している。
• 外国人投資家は8206億ドンを売り越した。VHM (-0.98%)、VNM (-0.90%)、MWG (+0.67%)に売りが集中した一方で、DBC (+3.44%)が大きく買い越された唯一の銘柄であった。

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05月20日ベトナム証券市場ニュース_JP