8月1日: VN指数は大きく反落 (VN-Index -1.96%)
- 昨夜行われた米連邦準備理事会(FRB)による米連邦公開市場委員会(FOMC)において9月の利下げに前向きな意見を明かした。これにより対米ドルの為替がドン高方向に正常化されたことが好感されVN指数は上昇して始まった。
- 2024年第2四半期の業績発表が一服したことで、次の展開に備え、国内投資家によるポジション調整の売りが指数を押し下げたと思われる。
- 前場中に指数は下落に転じ、その方向感を引き継いで後場では下落幅が拡大、最終的に2%近く値を下げて大引けとなった。
- 全セクターが下落を記録し、特に化学、金融セクターの下落幅は4%を超えた。
- 45銘柄が上昇、423銘柄が下落、38銘柄が変わらずとなった。
- 流動性は21.7%上昇し、21.3兆ドンとなった。
VN30指数はVN指数を下回る (VN-30 -2.09%)
- 大型株で構成されるVN30 指数は、2銘柄が上昇し、28銘柄が下落した。
- 上昇したのはVCB(+1.68%)、SSB(+0.69%)の2銘柄のみであった。
- ストップ安を記録したBCM(-6.99%)や、GVR(-4.85%)、SSI(-4.72%)をはじめとする多くの銘柄が下落した。
セクター・個別株の動き
- BCM(-6.99%)は2024年第2四半期の決算結果を発表。売上が1.16兆ドン(前年同期比-10%)だったものの、売上原価が大幅に下落し、税引き後利益は約12.5倍の3940億ドンであった。しかし、2024年通期利益目標の達成率がわずか22%であることから株価はストップ安を記録した。
- HBC(+1.20%)は上場廃止を検討しているホーチミン証券取引所(HOSE)に対して同社は対象ではない旨の回答書を提出した。2023年期の個別での損失が同社の自己資本を上回っていないことなどを理由として挙げている。
- 外国人投資家は613億ドンの買い越し。FPT(-2.95%)、SSI(-4.72%)が大きく売り越された一方で、VCB(+1.68%)、VNM(-1.82%)やMWG(-2.66%)などは1000億ドンを超える買い越しであった。
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08月01日ベトナム証券市場ニュース_JP