8月9日: VN指数は下落(VN-Index -0.66%)
- 投資家の慎重姿勢を受けて、VNインデックスは前日終値から安く始まった。ムーディーズ社が銀行セクターの格付を引き下げ、アメリカ市場が下落したことにも影響され、投資家は弱気姿勢に回っていた。
- 立会中はプラス圏に転じそうな場面も見られたが、上昇に転じるほど買い圧力は強くなかった。
- 後場に入ると慎重姿勢は一層高まった。買い方の勢いは弱まり、市場は下落幅を広げた。
- 上昇は215銘柄、下落は276銘柄、変わらずは43銘柄で、市場にはネガティブなセンチメントが支配した。
- 流動性も低下し、売買代金は21.7兆ドンだった。
VN-30 指数も軟調(VN30 -0.64%)
- 大型株で構成するVN30指数は上昇が2銘柄、下落が27銘柄、変わらずが1銘柄となった。
- しかし、ホアファット・グループ(HPG、+2.2%)、サコムバンク(STB、+4.7%)などの上昇は際立っていた。
- 大型株の多くが売られ、ビンホームズ(VHM、-3.5%)、ベトナムラバー・グループ(GVR、-2.0%)、ビナミルク(VNM、-1.9%)、モバイルワールド(MWG、-1.9%)、ビングループ(VIC、-1.8%)などが下落に拍車をかけた。
セクター・個別株の動き
- 鉄鋼価格が15か月連続で下落し、過去3年で最安値水準となったが、この日はHPGに加えホアセン(HSG、+2.1%)、ナムキム鉄鋼(NKG、+1.6%)などの鉄鋼株が上昇した。
- ビナミルク(VNM、-1.9%)は、オリオンがタイの乳業メーカーであるダッチミルとの提携、ベトナム市場への参入を発表したため、市場シェアを脅かすことが嫌気され下落した。
- 外国人投資家はホーチミン市場で3,379億ドンを買い越した。主にホアファット(HPG)やマサングループ(MSN)が買われた。半面、ビンホームズ(VHM)、やSSI証券(SSI)は売り越された。
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8月9日ベトナム証券市場ニュース_JP