9月16日ベトナム証券市場ニュース
16-09-2024

9月16日: VN指数は様子見の姿勢 (VN-Index -0.99%)

  • ベトナムを襲った台風11号の影響で、計画投資省は今年のGDP成長率が予想より0.15%程度低下する可能性を示した。これを受け、今週のVN指数は重たい値動きで取引を開始させた。
  • また、明日からは米国でFOMCが開催される予定であり、ベトナム株式市場も様子見姿勢となった。
  • 後場に入っても買い方は現れず、取引終了まで下げ幅は拡大していった。
  • セクター別では化学セクターのみが上昇した一方、石油ガスや公益、不動産といった台風被害が大きかったセクターの下落が目立った。
  • 96銘柄が上昇、313銘柄が下落、62銘柄が変わらずとなった。
  • 流動性は20.7%上昇し、13.5兆ドンとなった。

VN30指数もさえない値動き (VN-30 -1.00%)

  • 大型株で構成されるVN30 指数は、1銘柄が上昇、25銘柄が下落、4銘柄が変わらずだった。
  • 上昇したのはGVR(+0.87%)のみだった。
  • 下げ幅の大きさで目立ったのは、POW(-3.91%)、VHM(-2.91%)、GAS(-2.29%)、VRE(-2.07%)など。

セクター・個別株の動き

  • ベトナム電力グループ(EVN)によると、台風11号の被害を受けた顧客610万件のうち、今朝時点で98%の電力供給が回復した。被害規模が明らかになるにつれ、POW(-3.91%)など公益セクターへの投資家心理は弱気となった。
  • 日本の大手小売り高島屋がベトナムでの法人向け事業に参入することが報じられ、小売事業の競争激化が懸念されVRE(-2.07%)などが下落した。
  • 外国人投資家は2,171億ドンの買い越し。TCB(0.00%)が最も買い越され、HSG(-1.75%)が最も売り越された。

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